刑事事件の示談を弁護士なしで行うことは可能か?メリットやリスクを詳細解説

刑事事件を起こしてしまった場合、被害者との示談が成立するかどうかは処分の結果を大きく左右します。「弁護士なしでも自分で示談できるのでは?」と考える方もいますが、刑事事件の示談交渉には慎重な対応が求められます。方法を誤ると、かえって被害者の心証を悪化させたり、示談が無効とされるおそれもあります。本記事では、弁護士なしで刑事事件の示談を行うことが可能か、そのメリットとリスク、さらに安全に示談を進めるためのポイントを詳しく解説します。

この記事の監修者

藤垣圭介

藤垣法律事務所
代表 藤垣 圭介

全国に支店を展開する弁護士法人で埼玉支部長を務めた後、2024年7月に独立開業。
これまでに刑事事件500件以上、交通事故案件1,000件以上に携わり、豊富な経験と実績を持つ。
トラブルに巻き込まれて不安を抱える方に対し、迅速かつ的確な対応で、安心と信頼を届けることを信条としている。

弁護士なしでも刑事事件の示談交渉は可能

示談とは,当事者間の話し合いによって合意(=契約)し,トラブルを解決することを言います。
刑事事件の場合,被害者と加害者がお互いの法律関係をどのように決着つけるか,合意することを指すのが通常です。
この刑事事件における示談では,加害者が被害者に金銭(示談金)の賠償を行うことが大多数です。

示談が成立している場合,刑事処分が劇的に軽減し,不起訴となることも数多くあります。前科を避けたい,刑罰を軽くしたい,という場合は,示談の試みが極めて重要になります

この点、弁護士なしでも刑事事件の示談交渉は可能です。もっとも、その限界や注意点には十分な配慮することを強くお勧めします。

① 弁護士なしであっても法的な効果はある

刑事事件の示談は、弁護士が行わなければ法的な効果が生じないというわけではありません。示談の法的な意味は、民法上の和解契約と位置付けられることが一般的ですが、和解契約をするために弁護士が必要とはされていないためです。

刑事事件における示談は、和解契約の内容として「加害者を許す」という内容(宥恕=ゆうじょ)を盛り込んだものであることが通常です。そのため、宥恕を含む和解契約ができれば、弁護士がいてもいなくても法律的な効力に不足はありません。

示談書の存在も、示談の成立に必要な要件ではありません。そのため、弁護士なしで口約束をするだけでも示談は成立し、法的効果も生じます。もっとも、紛争の蒸し返しを防ぐ手段として、そして捜査機関に示談の事実を示す手段として、示談書を作成することが通常です。

② 限界が生じやすい点には注意が必要

弁護士なしでも示談交渉は法的に可能ですが、実際には多くの限界が生じます。

最も大きな問題は、被害者側が加害者本人との直接的な接触を拒否するケースが非常に多いことです。
感情的なトラブルを伴う暴行・傷害事件や、当事者間の接触が類型的に不適切な性犯罪などでは、特に直接の接触は拒否されることがほとんどでしょう。捜査機関も、当事者同士の示談交渉を促したり当事者間の連絡先交換を仲介したりすることは考え難いところです。

また、加害者が逮捕・勾留という手続で身柄拘束されてしまうと、加害者本人が被害者に直接連絡する手段はなくなってしまい、弁護士なしの示談交渉は非常に難しくなります。

加えて、弁護士のない示談では、内容面にも限界の生じやすい傾向があります。法的知識の不足により適切な示談条件を判断できず、相場よりも高額な示談金を要求されたり、不利な条件を受け入れてしまうリスクも存在します。
示談書の作成においても、記載内容や方法など、適切な文書を作成するためには法的知識が必要となるため、弁護士なしでは難しいケースが多いでしょう。

弁護士なしでの示談交渉は、これらの限界を十分に理解した上で慎重に検討する必要があります。

【弁護士なしの示談交渉における限界】

・被害者側に拒否されやすい
・身柄拘束されると交渉手段がない
・不利益な内容になる可能性
・示談書の作成が難しい可能性

弁護士なしで刑事事件の示談を行う方法

① 被害者への連絡

刑事事件で示談を進める際、まず被害者との連絡を取ることが最初のステップとなります。

被害者への連絡方法は主に以下の手段があります。

・電話による直接連絡
・書面による謝罪と示談の申し入れ
・共通の知人を介した間接的な連絡
・被害者の代理人弁護士を通じた連絡

連絡を取る際は、まず心からの謝罪の気持ちを伝えることが重要です。
その上で示談について話し合いたい旨を丁寧に伝えましょう。
ただし、被害者が連絡を拒否した場合は、無理に連絡を続けることは控える方が賢明です。

直接の連絡は、被害者が了承していることが明確である場合にのみ行うのが望ましいでしょう。被害者が直接の連絡に否定的な心理状態の場合、連絡を試みることが示談に悪影響を及ぼす恐れもあります。

② 示談条件の交渉

示談条件の交渉は、刑事事件の解決において最も重要な段階の一つです。
交渉で話し合うべき主な条件は以下の通りです。

・示談金の金額
・支払い方法(一括払いか分割払いか)
・支払い期限
・謝罪の方法
・今後の接触に関する取り決め
・宥恕条項(処罰を求めない旨の条項)の有無

交渉では感情的にならず、冷静に話し合うことが重要です。
被害者が求める条件を丁寧に聞き取ることから始め、自分が了承できる水準や内容と整合するか、すり合わせていく交渉が円滑になりやすいでしょう。

相手の要求が過度に高額な場合は、客観的な損害額を基準に適正な金額を提案する必要があります。
ただし、法的知識がないと適切な判断が困難な場合も多いため注意が必要です。

③ 示談書の作成、締結

示談を行うにあたっては、示談書の作成と締結により証明手段を確保しておくことが非常に重要となります。
示談書の記載内容に不備があると、後々トラブルの原因となる可能性があるため、記載内容、方法には注意が必要です。

特に注意すべき点は以下の通りです。

・示談金以外の請求を放棄する条項(清算条項)
・示談内容を第三者に口外しない守秘義務条項
・示談書に記載のない事項について今後一切請求しない条項

示談書の署名押印は、双方が内容を十分理解した上で行うことが大切です。
適切な示談書の作成は、将来的な紛争を防ぐ重要な役割を果たします。

示談の基本的な目的は、清算条項を設けて当事者間の法律関係を終了させる点にあります。刑事事件では、これに加えて刑罰を望まないという許し(宥恕)を含めることが一般的です。

④ 示談金の支払い

示談金の支払が生じる場合、支払い方法や時期について、事前にしっかりと取り決めておく必要があります。

一般的な支払い方法として、以下のような選択肢があります。

・一括払い
 示談成立と同時に全額を支払う方法で、最も確実性が高い
・分割払い
 経済的な事情により一括での支払いが困難な場合に選択される
・振込み
 銀行振込による支払いで、記録が残るため証拠として有効
・現金手渡し
 直接現金で支払う方法だが、受領証の作成が重要

特に分割払いの場合は、各回の支払い金額、支払い日、振込先などを詳細に記載することが適切です。
また、支払い完了後は受領証を受け取り、示談の履行が完了したことを証明できるようにすることも有益でしょう。

示談金を振込みで支払う場合、示談書の締結より支払う方が後になるため、受領する被害者にとっては不安が残りやすいものです。そのため、支払期限を明確にしたり、支払がなされなかった場合の効果を定めたりするなど、被害者側に配慮することも有力でしょう。

⑤ 捜査機関等への連絡

示談が成立した場合、その事実を適切な機関に報告することが重要です。
まず警察や検察庁など、事件を担当している捜査機関への連絡を行いましょう。
示談成立の報告は、不起訴処分や刑事手続きの軽減に直結する重要な手続きです。
捜査機関は示談の成立を知ることで、事件の処理方針を検討する材料として活用します。

報告する際は以下の書類や情報を準備しましょう。

・示談書の写し
・示談金の支払いを証明する書類(振込明細書など)
・捜査機関が連絡するための被害者側の連絡先情報

示談成立後は、極力速やかに、まずは電話連絡で報告を行うことをお勧めします。その際に、共有が必要な書面もあわせて確認するとスムーズです。

弁護士なしで示談交渉を行うメリット

弁護士なしで刑事事件の示談交渉を行うことには、いくつかのメリットが存在します。
最も大きな利点は、弁護士費用を節約できることでしょう。

弁護士に依頼する場合、着手金や成功報酬として数十万円から数百万円の費用が発生することが一般的です。
軽微な事件や経済的に余裕がない場合、この費用負担は大きな問題となります。
弁護士なしで示談交渉を進めれば、これらの費用を抑えることが可能になるのです。

また、当事者同士で直接話し合うことで、より迅速な解決が期待できる場合もあります。
弁護士を介さないため、連絡や交渉のスピードが早く、お互いの気持ちや事情を直接伝えられるでしょう。
特に知人同士のトラブルや軽微な事件では、率直な謝罪と話し合いが効果的な場合があります。

さらに、プライバシーを保護しやすいという側面もあります。
第三者である弁護士を通さずに解決することで、事件の詳細が外部に漏れるリスクを最小限に抑えられるでしょう。

メリット

・弁護費用の節約
・迅速な解決の可能性
・プライバシーの保護

弁護士なしで示談交渉を行うリスク

① 被害者に拒否される可能性が高い

刑事事件の示談交渉において、加害者本人が被害者に直接連絡を取ろうとしても、拒否される可能性が非常に高いのが現実です。

被害者にとって加害者は「自分に害を与えた相手」であり、心理的な恐怖や不安を抱いているケースがほとんどでしょう。
特に暴行事件や窃盗事件などでは、被害者が加害者との直接的な接触を避けたいと考えるのは自然な反応といえます。

被害者が示談交渉を拒否する主な理由は以下の通りです。

・加害者への恐怖心や不信感
・感情的な対立による冷静な話し合いの困難さ
・加害者本人では誠意が伝わりにくい
・法的知識不足による不安感

また、被害者側も弁護士に相談している場合、「加害者本人とは直接話さないように」とアドバイスを受けていることも多いでしょう。

一方で弁護士が代理人として交渉する場合、第三者的立場から冷静かつ専門的なアプローチが可能となります。
被害者も法的な専門家との交渉であれば、安心して話し合いに応じる傾向があります。

警察や検察の捜査を受けている場合、示談希望の意思を表明すると、捜査担当者から弁護士への依頼を促されることも多いです。

② 逮捕勾留されると示談交渉ができなくなる

逮捕勾留されてしまうと、身体の自由が奪われるため示談交渉が極めて困難になります。
警察署や拘置所に身柄を拘束された状態では、被害者との直接的な連絡や面会は基本的に不可能です。

また、勾留期間は最大20日間と限られており、その間に示談を成立させなければ起訴される可能性が高まります。
時間的な制約がある中で、本人が直接交渉を進めるのは現実的ではありません。

さらに、勾留中に無理な示談交渉を試みると、被害者に不信感を与えかねません。
家族が代理で交渉することも可能ですが、法的な知識が不足していると適切な対応が難しくなります。

逮捕勾留された場合は、示談交渉の機会を逃さないためにも早急に弁護士への依頼を検討することが重要です。

③ 不当に不利な条件を強いられる恐れがある

弁護士なしで示談交渉を進めると、法的知識の不足から不当に不利な条件を受け入れてしまう危険性があります。

被害者側は「示談金をもっと多く支払ってもらいたい」と考え、相場を大幅に上回る金額を要求してくる場合が少なくありません。
また、示談書に「今後一切の請求を行わない」という条項を入れずに、後日追加請求の余地を残すような内容を提案される恐れもあるでしょう。

さらに、示談成立後の守秘義務について過度に厳しい条件を設定されたり、被害者の精神的損害を理由に継続的な金銭支払いを求められたりするケースも存在します。

法的知識のない一般の方では、これらの条件が妥当かどうかを判断することは困難です。
「早く解決したい」という気持ちから、相手の言いなりになってしまう状況に陥りがちでしょう。

適切な示談条件を見極めるためには、類似事件の相場や法的な基準についての専門知識が不可欠といえます。

被害者側の希望する条件が不合理だと思ったとしても、現実的に当事者本人が断ることは非常に難しいものです。内容面で交渉を要する場合は、弁護士を窓口に行うことが現実的には必須でしょう。

④ 適切な示談書の作成が困難

適切な示談書作成には専門的な知識が不可欠となります。
示談書には被害の詳細、示談金額、支払い方法、清算条項、宥恕条項などの必須項目を正確に記載する必要があります。

特に清算条項は今後一切の請求をしないことを明記する重要な条項です。
宥恕条項では被害者が加害者を許し、処罰を求めない意思を表明します。
これらの条項が不適切だと、後日トラブルが再発する恐れがあります。

示談書には双方が署名押印を行うことが一般的ですが、どのように署名するか、どのような印鑑で押印するか、といった点も、示談書作成の際に要する専門的知識の一つです。署名押印にどのような効果を期待するかで、適切な方法が変わってきます。

⑤ 交渉がうまくいかないときの対処法が分からない

弁護士なしで示談交渉を進める場合、交渉が行き詰まった際の対処法を知らないことが大きなリスクとなります。
「相手が話し合いに応じてくれない…」という状況に陥った時、一般の方では適切な解決策を見つけることが困難でしょう。
被害者が感情的になって交渉を拒否したり、提示した示談金額に納得してもらえない場合、素人判断では状況を悪化させる恐れがあります。

弁護士であれば、交渉が難航した際に以下のような対処法を提案できます。

・示談条件の見直しや代替案の提示
・被害者の心情に配慮した適切なアプローチ方法の変更
・法的手続きへの移行タイミングの判断

また、示談交渉の期限が迫っている場合や、検察庁への事件送致が近づいている状況では、迅速かつ的確な判断が求められます。
経験のない方が独力で対応すると、貴重な時間を無駄にしてしまい、最終的に起訴されてしまう可能性が高まるでしょう。

専門知識と豊富な経験を持つ弁護士なら、状況に応じた最適な解決策を提示し、円滑な示談成立へと導いてくれます。

示談交渉がスムーズに進まない場合、長期的な目線で示談を試みる必要がありますが、解決を急ぎたい当事者本人には非常に難しいことです。

⑥ 示談後に紛争を蒸し返される恐れがある

弁護士なしで示談交渉を進めた場合、示談成立後に被害者から紛争を蒸し返される恐れがあります。

弁護士が関与しない示談書では、法的な記載が不完全になりがちです。
特に「清算条項」や「口外禁止条項」などの重要な条項が抜け落ちることで、後日被害者から「示談金が足りない」「追加の損害が発生した」といった主張をされる可能性が高まります。

また、示談書の文言が曖昧だと、被害者が示談の内容を異なって解釈し、新たな要求をしてくる場合もあるでしょう。
「これで終わりだと思っていたのに…」と困惑する加害者も少なくありません。

さらに、弁護士なしの示談では被害者の感情的な部分が十分に解決されず、後から不満が爆発することもあります。
被害者が示談後にSNSで事件について発信したり、職場や近隣に話を広めたりするリスクも考えられます。

専門的な知識を持つ弁護士が作成した示談書であれば、こうした後日の紛争を防ぐための条項が適切に盛り込まれ、真の解決につながりやすくなります。

示談交渉を弁護士に依頼するべき理由

① 刑事事件化を防げる可能性

弁護士に示談交渉を依頼する最大のメリットは、刑事事件化を防げる可能性が高まることです。

警察に被害届が提出される前や、捜査が本格化する前に示談が成立すれば、事件として立件されずに済む場合があります。
特に軽微な事件では、被害者との間で示談が成立していることを理由に、警察が事件として扱わない判断をするケースも少なくありません。

「このまま警察沙汰になってしまうかもしれない…」と不安に感じている方にとって、弁護士による迅速な示談交渉は非常に有効でしょう。

弁護士は法的な観点から適切な示談条件を提示し、被害者の納得を得やすい交渉を行います。
また、示談書の作成においても、将来的な紛争を防ぐための条項を盛り込むなど、専門的な配慮が可能です。

さらに、弁護士が介入することで被害者側も安心感を持ち、示談に応じやすくなる傾向があります。
早期の示談成立により刑事事件化を回避できれば、前科がつくことなく、社会生活への影響を最小限に抑えることが可能になりやすいでしょう。

刑事事件化を防ぐことができれば、即時にトラブルが解決することとなり、加害者本人にとってのメリットが極めて大きな結果となります。目指す余地のある状況であれば、可能な限り目指すことをお勧めします。

② 示談が成立しやすくなる

弁護士が示談交渉に関わることで、被害者との合意に至る可能性が大幅に向上します。

被害者側は、加害者本人からの直接的な接触に対して警戒心や恐怖感を抱くことが多いものです。
「また何かされるかもしれない…」という不安から、話し合いの場を持つこと自体を拒否するケースが非常に多いでしょう。

一方、弁護士が代理人として交渉に当たる場合、被害者の心理的負担は大きく軽減されます。
法律の専門家が間に入ることで、冷静かつ建設的な話し合いが可能となり、感情的な対立を避けながら解決策を模索できるのです。

また、弁護士は示談交渉の経験が豊富なため、被害者の心情に配慮した適切なアプローチを選択できます。
謝罪の仕方から補償内容の提示方法まで、相手が受け入れやすい形で進めることが可能です。

さらに、弁護士が関与することで示談の法的効力や内容について被害者に丁寧に説明でき、安心して合意に至れる環境を整えられます。
このような専門的なサポートにより、示談成立の確率は格段に高くなるでしょう。

③ 法的な手続が不利になることを防げる

弁護士に示談交渉を依頼することで、刑事手続きにおいて不利な状況に陥ることを防げます。

刑事事件では、捜査段階から起訴、裁判まで複雑な法的手続きが存在しており、一般の方が全てを把握するのは困難でしょう。
弁護士は刑事手続きの専門知識を持っているため、各段階で適切な対応を取ることができます。

特に重要なのは、捜査機関との対応です。
取り調べでの発言や証拠の取り扱いについて、弁護士がいることで適切なアドバイスを受けられ、不利な供述を避けることが可能になります。

また、示談成立後の手続きも重要なポイント。
示談書の内容や示談成立の事実を適切に捜査機関に伝えることで、不起訴処分や起訴猶予の可能性を高められます。

法的手続きでの失敗は取り返しがつかない結果を招く可能性があるため、専門家のサポートが不可欠といえるでしょう。

④ 示談金額や示談条件が適切にできる

弁護士に示談交渉を依頼する大きなメリットは、示談金額や示談条件を適切に設定できることです。

法的知識のない個人が示談交渉を行うと、「相場がわからず高額すぎる示談金を要求されるかもしれない…」という不安を抱えがちでしょう。
実際に、被害者側から過大な要求をされても、それが妥当かどうか判断できません。

弁護士は過去の類似事例や刑罰の見込みを基に、事件の内容に応じた適正な示談金額を算定します。
暴行事件なら治療費や慰謝料、窃盗事件なら被害額や迷惑料など、事件類型ごとの相場を熟知しているためです。

また、示談条件についても法的リスクを考慮した適切な内容を提案してくれます。

・宥恕条項(許しの意思表示)の明記
・清算条項(追加請求の禁止)の設定
・口外禁止条項の適切な範囲設定

これらの条項により、示談成立後のトラブルを未然に防げるでしょう。

弁護士の専門知識により、法的効果を最大限に活かした示談が実現できます。

⑤ 釈放や不起訴の可能性が高くなる

弁護士に示談交渉を依頼することで、釈放や不起訴処分を得られる可能性が大幅に向上します。

刑事事件では、示談の成立が処分決定に与える影響は極めて大きいものです。
検察官は起訴・不起訴を判断する際、被害者との示談成立を重要な情状として考慮するでしょう。
特に初犯や軽微な事件では、示談成立により不起訴処分となるケースが多く見られます。

弁護士が関与することで示談成立の確率が高まり、結果として以下のような効果が期待できます。

・身柄拘束中の場合は早期釈放の可能性
・在宅事件では不起訴処分の可能性向上
・起訴されても略式起訴や執行猶予付き判決の可能性

釈放や不起訴を目指すためには、刑事手続の流れや期間制限に配慮することが不可欠です。時期が遅れてしまうと、せっかく示談が成立しても釈放や不起訴に十分な効果が得られません。

刑事事件の示談交渉を依頼する弁護士の選び方

① 刑事事件や示談交渉の経験、専門性

刑事事件の示談交渉は民事訴訟とは全く異なる特殊な分野です。
被害者心理の理解、捜査機関との連携、適切なタイミングでの交渉など、専門的な知識と経験が不可欠となります。

経験豊富な弁護士なら以下の点で優れた対応が期待できます。

・事件の性質に応じた最適な示談戦略の立案
・被害者の感情に配慮した適切なアプローチ
・示談金額の相場や交渉のタイミングの判断
・検察官や警察との効果的な連携

インターネットで検索している場合は、弁護士のホームページで刑事事件の取扱実績や解決事例を確認することも有力です。
事前のリサーチを踏まえて、初回相談では具体的な対応方針を聞いてみましょう。

また、示談交渉だけでなく、その後の刑事手続きまで見据えた総合的なサポートができる弁護士を選ぶことが重要です。
専門性の高い弁護士なら、示談成立後の不起訴処分や執行猶予獲得まで含めた戦略的な対応が可能となります。

② 口コミなどの評価

弁護士選びにおいて口コミや評価は重要な判断材料となります。
しかし「評判が良いから安心できるかもしれない…」と思う一方で、情報の見極めが必要でしょう。

まず、複数の情報源から評価を収集することが大切です。
事務所ホームページ、法律相談サイト、Google口コミなど様々な媒体をチェックしましょう。
特に刑事事件や示談交渉に関する具体的な評価があるかを確認してください。

評価を見る際は以下のポイントに注目すべきです。

・刑事事件での実際の解決事例や成果
・依頼者とのコミュニケーション能力
・費用の透明性や説明の分かりやすさ
・迅速な対応や連絡の取りやすさ

ただし、極端に良い評価や悪い評価だけでなく、バランスの取れた意見を参考にすることが重要です。
また、口コミの内容が具体的で信憑性があるかも判断材料となります。

③ 説明や案内の明快さ、分かりやすさ

弁護士選びでは、説明の分かりやすさが極めて重要です。
刑事事件の示談交渉は複雑な手続きが多いため、弁護士が丁寧に説明してくれるかどうかで、依頼者側の理解度や安心感が大きく変わります。

説明や案内が明快な弁護士の場合、法律用語を使わずに現状を説明し、今後の流れを具体的に示してくれることも期待できます。

弁護士の説明力を判断する際には、以下の各点を意識することが有力です。

・法律用語を一般的な言葉に言い換えて説明する
・質問に対して具体例を交えて回答する
・手続きの流れを時系列で整理して伝える
・費用や期間について明確に提示する
・リスクやデメリットも隠さず説明する

分かりやすい説明ができる弁護士は、示談交渉でも相手方に対して適切なコミュニケーションを取れる可能性が高いと推測できます。説明の明快さを意識することで、その弁護士が適切な示談交渉をしてくれるか、という点にも自然に配慮することができるでしょう。

④ 弁護士の信頼感

示談交渉を依頼する弁護士選びにおいて、信頼感は最も重要な判断基準の一つです。

刑事事件という人生に大きく関わる問題だからこそ、「この弁護士に任せて本当に大丈夫だろうか…」と不安に感じる方も多いでしょう。

信頼できる弁護士を見極めるポイントは以下の通りです。

・初回相談時の対応が丁寧で親身になって話を聞いてくれる
・質問に対して曖昧な回答ではなく、明確で具体的な説明をしてくれる
・費用や手続きについて透明性があり、隠し事がない
・連絡が取りやすく、レスポンスが早い
・事件の見通しについて楽観的すぎず、現実的な見解を示してくれる

また、弁護士会への所属確認や懲戒処分歴の有無も重要な判断材料となります。
面談時の印象や話しやすさも大切な要素です。

信頼関係が築けない弁護士では、重要な情報を正確に伝えられず、結果的に示談交渉にも悪影響を及ぼしかねません。

その弁護士の判断であれば、仮に結果が奏功しなくても納得できるという信頼感があることは非常に重要です。刑事事件の示談においては、具体的な動き方はある程度弁護士の裁量に委ねざるを得ないためです。

示談交渉を弁護士に依頼する場合の弁護士費用

① 逮捕されていない事件(在宅事件)

逮捕されていない在宅事件では、弁護士費用は比較的抑えられる傾向にあります。
身柄拘束されていないため、弁護士との面談や打ち合わせが柔軟に行えること、身柄拘束への対応を要しないことなどが費用を抑える要因となっています。

具体的な費用の金額や内訳は以下の通りです。

・着手金:30万円から50万円程度
・成功報酬:30万円から50万円程度
・示談交渉費用:別途20万円から30万円程度
・その他に実費が発生

弁護士費用が心配で依頼を躊躇してしまう場合は、複数の弁護士事務所で見積もりを取ることも有力です。
在宅事件では時間的余裕があるため、事務所間の比較が比較的容易にできるでしょう。

② 逮捕されている事件(身柄事件)

逮捕されている身柄事件では、弁護士費用が在宅事件よりも高額になります。

具体的な費用水準は以下のとおりです。

・着手金:50万円から80万円程度
・成功報酬:50万円から80万円程度
・示談交渉費用:別途30万円程度
・その他に実費が発生

身柄事件の場合、示談交渉のみでなく刑事手続に対する全般的な対応が不可欠になります。
これらの負担が費用に反映されるため、在宅事件に比して高額になりやすい傾向にあります。

③ 示談後にトラブルが発生した場合の弁護士費用

示談後に発生するトラブルは、刑事手続外の内容であり、いわゆる民事事件であることが一般的です。
金銭の追加請求や、示談の有効性が争われるといった内容が代表的でしょう。

民事トラブルにおける弁護士費用は、交渉段階か訴訟段階かによって異なりやすいところです。

一般的な費用の水準は、以下が一例です。

【交渉段階の場合】

・着手金:20万円から30万円程度
・成功報酬:20万円~(経済的利益の大きさにより異なる)
・その他に実費等が発生

【訴訟段階の場合】

・着手金:40万円から60万円程度
・成功報酬:40万円~(経済的利益の大きさにより異なる)
・その他に実費等が発生

示談後のトラブルは、経緯や内容が様々であり、適切な方針は個別に検討することが適切です。そのため、まずは一度法律相談を行い、取るべき対応や方針を決定していくことが望ましいでしょう。

刑事事件の示談に強い弁護士をお探しの方へ

被害者のいる事件では,示談ができるかできないかで処分が決まると言ってよいケースが少なくありません。
そのため,示談は,刑事処罰がどうなるか,前科が付いてしまうかを左右する非常に重要なものです。
しかし,示談の試み方を誤ってしまうと,示談が成立せず,取り返しのつかない不利益が生じかねません。

刑事事件で前科を防ぐためには,示談に強い弁護士への依頼が欠かせません。

さいたま市大宮区の藤垣法律事務所では,500件を超える様々な刑事事件に携わった実績ある弁護士が,最良の解決をご案内することができます。
刑事事件は少しでも早い対応が大事になりますので,お困りごとがある方はお早めにお問い合わせください。

特設サイト:藤垣法律事務所

逮捕されたらすぐに弁護士を呼ぶべき理由や方法を解説

突然の逮捕は、本人だけでなく家族にも大きな衝撃と不安をもたらします。警察の取調べが進む中で、誤った対応をしてしまうと不利な状況に陥ることもあります。こうしたときに最も重要なのが、できるだけ早く弁護士を呼ぶことです。弁護士は逮捕後の手続きや取調べへの対応、早期釈放や不起訴のための交渉などを行い、あなたの権利を守ります。本記事では、逮捕されたときになぜ弁護士をすぐ呼ぶべきなのか、逮捕後に弁護士を呼ぶべき理由や具体的な呼び方、相談の流れを詳しく解説します。

この記事の監修者

藤垣圭介

藤垣法律事務所
代表 藤垣 圭介

全国に支店を展開する弁護士法人で埼玉支部長を務めた後、2024年7月に独立開業。
これまでに刑事事件500件以上、交通事故案件1,000件以上に携わり、豊富な経験と実績を持つ。
トラブルに巻き込まれて不安を抱える方に対し、迅速かつ的確な対応で、安心と信頼を届けることを信条としている。

逮捕後に弁護士を呼ぶメリット

① 早期釈放を目指すため

逮捕後に弁護士を呼ぶ最大の理由は、早期釈放を実現するためです。
逮捕されると最大72時間の身柄拘束が始まりますが、この期間中に適切な対応を取れば釈放される可能性があります。
弁護士は逮捕直後から警察や検察との交渉を開始し、勾留請求の阻止に向けて動きます。

弁護士が早期に介入した場合、早期釈放目指すための具体的な対応としては、以下のような動きが可能です。

・身元引受人の手配と身元引受書の作成
・証拠隠滅や逃亡の恐れがないことの立証
・検察官に対する勾留請求回避の意見書提出
・被害者との示談交渉の開始

特に初犯や軽微な事件では、弁護士の適切な対応により勾留を回避できるケースが多くあります。
逮捕から最大72時間以内に検察官が勾留請求を行うかを判断するため、この期間が勝負となるでしょう。

早期釈放が実現すれば、社会復帰への影響を最小限に抑えることができます。

勾留に関する判断を行う検察や裁判所に対して、彼らが把握していない重要な情報を提供していくことができれば、早期釈放の可能性が飛躍的に高まるケースも少なくありません。その他、同居家族が身元引受を行う具体的な方法を示していくことも、釈放してよいとの判断を促す有益な試みになり得ます。

② 学校や職場への発覚を防ぐため

逮捕されると、学校や会社に知られてしまう可能性が高まります。
弁護士を呼ぶことで、周囲への発覚を最小限に抑えられる可能性があります。

弁護士の具体的な対応としては、以下の内容が挙げられます。

・警察との交渉により不必要な連絡を防ぐ
・早期釈放を目指し身柄拘束の期間を短縮する
・報道機関への情報漏洩を防ぐための依頼や要望を行う
・職場や学校への適切な説明方法をアドバイスする

弁護士には守秘義務があるため、弁護士への相談内容が外部に漏れることはありません。
また、家族を通じて職場への連絡調整も可能です。

逮捕が長期化すれば、無断欠勤や無断欠席として扱われ、解雇や退学のリスクが高まります。
弁護士の迅速な対応により、社会復帰への道筋を確保することが重要です。

逮捕があった場合に学校や職場へ情報共有すべきかどうかは判断の難しい問題です。個別の内容や状況、ご本人のお立場などを踏まえた弁護士の意見を仰ぐことが望ましいでしょう。

③ 不利な供述調書の作成を防ぐため

逮捕後の取り調べでは、供述調書という重要な書類が作成されます。
この調書は裁判で証拠として使われるため、内容によっては有罪判決に大きく影響する可能性があります。

弁護士がいない状況では「早く帰りたい…」という気持ちから、捜査官の誘導に応じて事実と異なる内容に署名してしまうケースが少なくありません。
供述調書は一度作成されると後から撤回することが極めて困難で、不利な内容が記載されれば裁判で不利な立場に追い込まれてしまう恐れがあります。

弁護士は取り調べ前に以下のアドバイスを提供できます。

・事実と異なる内容には署名しない方法
・捜査官の誘導的な質問への適切な対応
・黙秘権の行使タイミング
・調書の内容確認時のチェックポイント

また、弁護士は接見を通じて取り調べの状況を把握し、不当な圧力がかかっていないか監視する役割も果たします。
適切な法的助言により、事実に基づいた正確な供述調書の作成が可能となり、後の裁判で有利な展開を期待できるでしょう。

④ 示談を行うため

逮捕後に示談を成立させることは、起訴を回避し前科を避けるために極めて重要です。

示談とは、被害者との間で損害賠償などの条件を取り決め、事件を民事的に解決することを指します。
特に窃盗や傷害などの被害者がいる事件では、示談の成立が検察官の起訴判断に大きく影響するでしょう。
示談の中に被害者が加害者を許す(宥恕する)旨を盛り込めれば、不起訴処分を決定づける要素になることも珍しくありません。

弁護士が示談交渉を行うメリットは以下の通りです。

・被害者との直接交渉を避けられる
・適正な示談金額を判断できる
・法的に有効な示談書を作成できる
・被害者の感情に配慮した交渉が可能

逮捕から起訴までの期間は最大23日間と限られているため、早期の示談成立が重要になります。
弁護士に依頼することで、迅速かつ適切な示談交渉が期待できるでしょう。

刑事事件の示談は、ほとんどの場合、当事者間で直接行うことが困難です。そのため、加害者側の窓口として弁護士が入り、弁護士を窓口に被害者側と示談交渉を行う必要があります。

⑤ 逮捕された本人と家族の連絡役になれる

逮捕された本人は警察署内で身柄を拘束されており、外部との連絡が大幅に制限されます。
この状況で弁護士は、本人と家族をつなぐ重要な連絡役として機能するでしょう。

弁護士は接見を通じて本人の状況や意向を確認し、家族に正確な情報を伝えることができます。
逆に家族からの心配や励ましの言葉、必要な連絡事項も本人に届けられるのです。
「家族に心配をかけているのではないか…」と不安を抱える本人にとって、弁護士を通じた家族との連絡は精神的な支えとなります。

特に長期間の身柄拘束が予想される場合、弁護士による連絡調整は欠かせません。
家族も弁護士から定期的に状況報告を受けることで、適切な対応を取ることが可能になるでしょう。

特に禁じられていない限り、ご本人から家族に文書を発送することもできますが、到着まで長い時間がかかるため迅速な連絡は非常に困難です。また、面会の時間や回数にも限りがあるため、連絡役としての弁護士の役割は大きくなりやすいでしょう。

逮捕されたらすぐに弁護士を呼ぶべき理由

① 手続の期間制限が厳しい

逮捕後の手続きには厳格な期間制限が設けられており、時間との勝負になります。

警察による逮捕から検察官への送致まで48時間以内、検察官による勾留請求の判断まで24時間以内という短い制限時間が法律で定められています。
この72時間以内に適切な対応を取らなければ、勾留が決定してしまう可能性が高くなるケースも多いです。

勾留が決定されると最大20日間の身体拘束が続き、社会復帰が困難になりかねません。
「もう少し様子を見てから弁護士に相談しよう」と考えていると、あっという間に貴重な時間が過ぎ去ってしまうことも少なくないでしょう。

弁護士は逮捕直後から以下の活動を開始できます。

・勾留阻止のための意見書作成
・検察官との面談による釈放交渉
・被害者との示談交渉の試み
・家族への状況説明と今後の方針相談

特に勾留阻止は逮捕から72時間以内の限られた時間での勝負となるため、一刻も早い弁護士への依頼が成功の鍵を握っています。
時間制限の厳しさを理解し、迷わず専門家のサポートを求めることが重要です。

逮捕から勾留決定までの期間は、都道府県や事件の内容、状況によっても異なることがありますが、早いケースでは逮捕翌日に勾留が決定される場合も数多くあります。逆に、釈放の判断となる場合は逮捕翌日の午前に釈放されるケースもあり、手続は非常にスピーディーです。

② 周囲に発覚した後では取り返しがつかない

逮捕の事実が周囲に知られてしまうと、その後の人生に深刻な影響を与える可能性があります。

逮捕情報は一度広まると完全に消去することは困難でしょう。
職場では懲戒処分や解雇の対象となり、学校では退学処分を受ける恐れもあります。
家族や友人からの信頼失墜、近隣住民からの偏見など、社会復帰への道のりは険しくなってしまいます。

逮捕直後に周囲への発覚を防ぐための弁護活動としては、以下の対応が挙げられます。

・早期釈放に向けた弁護活動により、長期勾留を回避する
・勤務先や学校への連絡を適切にコントロールする
・報道機関への情報提供を最小限に抑制するよう求める
・家族への状況説明と対応策のアドバイス

会社員や学生の場合、逮捕が長引くほど無断欠勤、欠席扱いとなり、発覚リスクが高まります。
弁護士による早期の身柄解放が実現すれば、周囲に気づかれることなく日常生活に戻れる可能性が大幅に向上するでしょう。

周囲に発覚しやすい傾向にある立場や事件もあります。立場としては公務員や著名人、事件としては重大性や社会的影響のある事件が、報道を通じた発覚リスクの高いケースの代表例です。

③ 供述調書を作成すると撤回できない

供述調書は一度作成されると後から撤回することが極めて困難になります。
逮捕後の取調べで警察官や検察官が作成する供述調書は、裁判で重要な証拠として扱われるためです。

「つい認めてしまったけれど、やっぱり違う…」と後悔しても、供述調書に署名・押印した内容を覆すのは非常に困難になりやすいでしょう。
刑事裁判において、裁判官は供述調書の記載内容を重視して判断を下すのが通常です。

特に注意すべき点は以下の通りです。

・取調官の誘導により事実と異なる内容で作成される危険性
・一度署名すると「自分の意思で認めた」とみなされること
・後から「強制された」と主張しても証明が困難なこと
・供述調書の内容が起訴・不起訴の判断材料になること

弁護士がいれば、供述調書の作成前に適切なアドバイスを受けられます。
取調べでの発言内容や署名の可否について専門的な判断を仰げるため、不利な供述調書の作成を防げるでしょう。

供述調書は刑事手続きの根幹を成す重要書類であり、慎重な対応が求められます。

供述調書への署名押印は、調書の内容に誤りがないとお墨付きを与える意味のものです。
内容にお墨付きを与えられない場合や、お墨付きを与えてよいか判断できない場合は、安易に署名押印せず弁護士と協議することも重要な対応です。

④ 示談が手遅れになってしまう恐れ

逮捕後に示談交渉を行うには、限られた時間内での迅速な対応が不可欠です。
逮捕から起訴までの期間は最大23日間しかなく、この短期間で被害者との示談を成立させなければなりません。

示談が成立すれば、検察官が起訴を見送る可能性が高まります。
しかし、時間が経過するほど被害者の処罰感情が強くなり、示談交渉が困難になることも少なくありません。

示談を試みるべき場合は、早期の弁護士依頼が重要です。
刑事事件に精通した弁護士は、被害者との交渉ノウハウを持ち、適切な示談金額の提示や交渉戦略を立てられます。

特に以下のケースでは示談の重要性が増します。

・被害者がいる事件(傷害、窃盗、詐欺など)
・初犯で反省の意思を示したい場合
・前科をつけたくない場合

逮捕後すぐに弁護士に依頼することで、示談交渉の成功率を大幅に向上させることができるでしょう。

示談が成立した、という理由で早期釈放の判断を促せるケースは珍しくありません。示談が成立した場合、その後の被害者への接触が想定されない上、刑事手続は不起訴処分が見込まれやすくなるためです。

⑤ 必要な連絡ができず不利益の生じる可能性

逮捕された本人は、警察署内での身柄拘束により外部との連絡が大幅に制限されます。
この状況下で弁護士がいなければ、重要な連絡を取ることができず、深刻な不利益を被る恐れが高まります。

まず、勤務先への連絡が困難になります。
無断欠勤が続けば懲戒処分や解雇のリスクが生じ、経済的基盤を失うことになりかねません。
学生の場合も同様で、長期間の無断欠席により進級や卒業に影響が出る恐れがあります。

また、家族への状況説明も重要な課題です。
周囲が心配を募らせる中、適切な説明がなければ家庭内の混乱や信頼関係の悪化を招きます。

さらに、被害者との示談交渉の機会を逸する可能性も深刻です。
早期の示談成立は起訴回避や刑の軽減に大きく影響するため、連絡の遅れは致命的な結果をもたらします。

弁護士は本人に代わってこれらの必要な連絡を行い、職場や学校への適切な説明、家族への状況報告、示談交渉の開始など、本人の利益を守るための行動を迅速に実行できます。
連絡の遅れによる二次的被害を防ぐためにも、弁護士の早期依頼が不可欠でしょう。

逮捕後に連絡できる弁護士の種類

① 当番弁護士

当番弁護士は、弁護士会から派遣された弁護士であり、逮捕・勾留中に1回接見を行うことが可能です。
当番弁護士の最大のメリットは、逮捕直後から無料で接見してもらえる点です。逮捕後の初動を誤らないための手段として、有力な選択肢の一つでしょう。

ただし、当番弁護士として派遣される弁護士が、刑事事件の対応に長けているとは限らない点には注意が必要です。弁護士会に登録をしているかどうかが派遣の条件であり、得意分野や専門性が異なる可能性がある点には注意するのが望ましいでしょう。

当番弁護士によるサポートは、初回の接見のみです。引き続き弁護活動を依頼したい場合には、その弁護士と契約をし、私選弁護人になってもらう必要があります。その際の弁護士費用は自己負担となります。

② 国選弁護人

国選弁護人は、経済的に私選弁護人を雇うことが困難な被疑者・被告人のために、国が費用を負担して選任する弁護士です。
国選弁護人制度は、経済状況に関係なく弁護を受ける権利を保障する重要な制度といえます。

逮捕された段階で国選弁護人を利用した場合、以下の2つの条件を満たす必要があります。

・勾留されていること
・資産が50万円未満であること

なお、国選弁護人も当番弁護士と同様、刑事事件に精通しているとは限らない点に注意が必要です。国選弁護人の名簿に登録していれば、最低限の研修を受けるのみで経験を問わず国選弁護人になることが可能です。

国選弁護人は、勾留された後に初めて選任されるため、勾留を防ぐ弁護活動を行う余地がない点には注意が必要です。また、勾留が途中で終了し釈放された場合には国選弁護人の役割も終了することになります。

③ 私選弁護人

私選弁護人は、被疑者やその家族が自由に選択できる弁護士です。
当番弁護士や国選弁護人とは異なり、費用は全額自己負担となりますが、その分多くのメリットがあります。

私選弁護人の最大の特徴は、弁護士を自由に選べることでしょう。
刑事事件に詳しい弁護士や、過去に同種事件で実績のある弁護士を指名できます。
また、費用を支払う分、より手厚いサポートを受けられる可能性が高いです。

「費用が心配だけど、しっかりとした弁護を受けたい」と考える方には、私選弁護人がおすすめです。
初回相談を無料で行っている事務所も多く、まずは相談してから依頼を検討できます。
私選弁護人は、逮捕直後から迅速に対応してもらえるため、早期釈放や示談交渉において有利に働くことが期待できるでしょう。

逮捕直後の段階で釈放に向けた弁護活動を行ってもらう場合には、私選弁護人への依頼が唯一の選択肢となります。できるだけ迅速に信頼できる私選弁護人を見つけられるかどうかは、その後の進行に大きく影響するでしょう。

逮捕後に弁護士を呼ぶ方法

① 当番弁護士

当番弁護士を呼ぶ方法には、以下の2つがあります。

・逮捕された本人が呼ぶ方法
・ご家族や友人が呼ぶ方法

逮捕された本人は、留置場で警察官に希望を伝えれば当番弁護士を呼ぶことが可能です。要望を受けた警察は弁護士会に連絡をし、弁護士会が担当になる弁護士を留置場へ派遣する形を取ります。

ご家族が当番弁護士を呼ぶ場合、ご本人が留置されている警察署がある都道府県の弁護士会に電話をし、本人の氏名や警察署を伝えるとともに、当番弁護士の派遣を依頼します。
依頼後、弁護士会から担当となる当番弁護士が派遣され、接見が行われます。

当番弁護士連絡先一覧(日本弁護士連合会)

② 国選弁護人

国選弁護人を呼ぶ場合、被疑者勾留が決定された後、被疑者本人がその希望を表明することが必要です。
多くのケースでは、裁判所での勾留質問やその後の勾留決定の際に、弁護人が付いていなければ国選弁護人の選任希望が問われるため、希望する旨回答すれば足りるでしょう。
なお、その後でも、勾留中であればいつでも希望することができます。

国選弁護人については、本人以外のご家族等が呼ぶ手段はありません。また、国選弁護人の有無や氏名について、ご家族が問い合わせや照会を行っても回答を得ることは難しいでしょう。国選弁護人からの連絡を受けるか、本人と面会して国選弁護人の情報を聞き出すか、という方法が現実的な接触手段になりやすいところです。

③ 私選弁護人

私選弁護人とは、被疑者や家族が自分で選んで依頼する弁護士のことです。
逮捕後に最も柔軟で手厚いサポートを受けられる選択肢でしょう。

私選弁護人を呼ぶ方法は、家族が直接弁護士事務所に連絡を取って依頼するのが一般的です。
被疑者本人が逮捕されている場合、家族が代わりに弁護士を探して契約を結びます。
弁護士会の紹介サービスを利用したり、インターネットで刑事事件に強い弁護士を検索したりして選ぶことが可能です。

逮捕後は、本人がインターネット等を利用して私選弁護人を探すことはできないため、ご家族のサポートが非常に重要となります。

法律事務所によっては、正式な依頼の前に接見だけを行ってもらうサービスを提供している場合も相当数あります。まず接見を依頼し、事件の内容や弁護士の見解を確認した上で依頼を検討することも一案でしょう。

逮捕後にどの弁護士を呼ぶべきか

① 当番弁護士のメリット・デメリット

当番弁護士のメリット

・費用が無料
 →経済的負担なく弁護士に相談できます。
・逮捕直後から利用できる
 →取調べ開始段階から、適切な対応が可能になります。

当番弁護士のデメリット

・1回限りである
 →初回の接見しか依頼することができません。
・弁護士を選べない
 →専門性のある弁護士が派遣されるとは限りません。
・弁護活動の依頼には契約が必要
 →弁護活動を行ってもらうには、別途私選弁護人の契約を要します。

② 国選弁護人のメリット・デメリット

国選弁護人のメリット

・費用負担の軽さ
 →基本的に費用の負担が発生しません。
・全般的な弁護活動を行ってもらえる
 →接見のみでなく一通りの弁護活動を担当してもらうことができます。

国選弁護人のデメリット

・弁護士を選べない
 →希望した弁護士についてもらうことはできません。
・活動内容が弁護士次第になる
 →弁護士の意欲によって希望に沿った弁護活動をしてもらえない可能性があります。
・勾留後にしか利用できない
 →釈放された場合には利用できず、勾留を防ぐ弁護活動を依頼することもできません。

③ 私選弁護人のメリット・デメリット

私選弁護人のメリット

・弁護士を選ぶことができる
 →信頼でき、刑事事件に長けた弁護士へ依頼することができます。
・いつでも依頼ができる
 →勾留前の逮捕段階から依頼できるため、勾留を防ぐための弁護活動も期待できます。
・サポートが充実しやすい
 →依頼者の意向に沿った弁護活動を期待することができます。

私選弁護人のデメリット

・弁護士費用の負担が発生する
 →相当額の経済的負担を想定する必要があります。

私選弁護人は、依頼者や被疑者の希望、利益を実現する観点では最も適した弁護士と言えます。費用負担が不可能である場合を除き、逮捕されたときは基本的に私選弁護人を選ぶことをお勧めします。

④ 私選弁護人を選ぶときのポイント

私選弁護人を選ぶ際は、刑事事件の経験豊富な弁護士を選ぶことが最も重要です。
刑事事件は民事事件とは全く異なる専門性が求められるため、「どの弁護士でも同じだろう」と考えるのは危険が伴います。

弁護士選びで重視すべきポイントは以下の通りです。

・刑事事件の取り扱い実績が豊富であること
・同種事件での弁護経験があること
・迅速な対応が可能であること
・費用体系が明確で納得できること
・説明が分かりやすく信頼できること

また、弁護士との相性も重要な要素です。
初回相談で質問に対する回答が的確で、今後の見通しを具体的に説明してくれる弁護士なら安心して任せられるでしょう。

適切な弁護士選びが、事件の結果を大きく左右します。

特に、対応の迅速さは法律事務所や個々の弁護士によって大きく差が生じやすい傾向にあります。刑事事件の時間制限や依頼者への誠意に配慮した弁護士であるかどうかは、動きのスピードで判断することも有力でしょう。

逮捕後の弁護士費用

① 当番弁護士の弁護士費用

当番弁護士の利用は基本的に無料です。
逮捕された方やその家族が費用を心配する必要はありません。

当番弁護士制度は、経済的な理由で弁護士に依頼できない方でも法的支援を受けられるものです。
この制度により、逮捕直後の重要な時期に専門的なアドバイスを受けることが可能になります。

ただし、当番弁護士が対応できるのは初回の接見のみという制限があります。
継続的な弁護活動を希望する場合は、以下のいずれかを選択する必要があります。

・国選弁護人への移行を申請する
・私選弁護人として正式に契約する

当番弁護士の接見で事件の概要や今後の見通しを把握することは、経済的に不安のある方にとって貴重な機会になるでしょう。今後の検討にとって重要な判断材料を得らることが可能です。

② 国選弁護人の弁護士費用

国選弁護人の弁護士費用は、原則として国が負担するため被告人の経済的負担は大幅に軽減されます。
ただし、完全に無料というわけではなく、本人に費用負担ができるだけの財力がある、と判断された場合には、一定程度の支払を裁判所から命じられる可能性もあります。
もっとも、国選弁護人の報酬は、国で定める基準に従った金額になるため、私選弁護人と比較すると非常に安価です。

国選弁護人制度は、経済的理由で適切な弁護を受けられない、という人の救済を目的とした制度です。経済的に苦しい方が必要最低限の弁護活動を受けるためのサポートと言えるでしょう。

③ 私選弁護人の弁護士費用

私選弁護人の費用は、弁護士事務所によって大きく異なりますが、一般的な相場を知っておくことが重要です。

着手金は事件の内容により20万円から100万円程度が相場となっています。
軽微な事件では30万円前後、重大事件では100万円を超えることもあるでしょう。
成功報酬は着手金と同額程度に設定されることが多く、不起訴や執行猶予を獲得した場合に支払います。

日当や交通費も別途必要となります。遠方でなければ、裁判所への出廷1回につき3万円から5万円程度が一般的です。
また、示談交渉が必要な事件では、示談成立時に別途10万円から30万円の報酬が必要になることもあります。

費用が高額に思われる場合は、早期釈放や不起訴処分の獲得により得られる利益と比較して慎重に検討するのも有力でしょう。

私選弁護人の弁護士費用は、法律事務所によって大きく異なります。特に理由なく着手金や成功報酬に2倍程度の差が生じることも見受けられます。
可能であれば、複数の法律事務所へ相談を行い、それぞれの費用感を把握することが望ましいでしょう。

刑事事件の逮捕勾留に強い弁護士をお探しの方へ

釈放されるどうか,いつ釈放されるかは,弁護士による活動やそのスピードによって大きく変わります。
逮捕勾留からの釈放に向けた弁護活動に強い弁護士に依頼することで,速やかな釈放を目指すことが非常に重要となります。

さいたま市大宮区の藤垣法律事務所では,500件を超える様々な刑事事件に携わった実績ある弁護士が,最良の解決をご案内することができます。
刑事事件は少しでも早い対応が大事になりますので,お困りごとがある方はお早めにお問い合わせください。

特設サイト:藤垣法律事務所

刑事事件を弁護士に無料相談するときのコツや注意点を徹底解説

刑事事件に関わってしまった場合、「何をすればいいのか」「誰に相談すべきか」と不安に感じる方は多いでしょう。逮捕や取調べが進む前に、早めに弁護士の無料相談を利用することが重要です。無料相談をうまく活用すれば、今後の見通しや対応方針を早期に把握できます。本記事では、刑事事件を弁護士に無料相談するときのコツや注意点、相談前に準備しておくべきポイントを詳しく解説します。

この記事の監修者

藤垣圭介

藤垣法律事務所
代表 藤垣 圭介

全国に支店を展開する弁護士法人で埼玉支部長を務めた後、2024年7月に独立開業。
これまでに刑事事件500件以上、交通事故案件1,000件以上に携わり、豊富な経験と実績を持つ。
トラブルに巻き込まれて不安を抱える方に対し、迅速かつ的確な対応で、安心と信頼を届けることを信条としている。

刑事事件で弁護士に無料相談するメリット

① 周囲に刑事事件を知られずに済む

刑事事件は、周囲に知られることのデメリットが非常に大きいものです。最終的な結果が望ましいものであったとしても、周囲に知られてしまった時点で大きな不利益が避けられなくなってしまう場合も珍しくはありません。
この点、弁護士に無料相談をすることで、刑事事件が周囲に知られてしまうきっかけや経緯を正しく把握するとともに、実際に周囲へ知られないよう手立てを講じることが可能になります。

事件の内容や刑事手続の状況、ご自身のお立場などによって、刑事事件が周囲に知られやすいタイミングや原因をある程度特定することが可能な場合も多いです。また、弁護士への無料相談を通じて、周囲に発覚する可能性の高さを把握することもできるでしょう。

② 前科を回避することができる

刑事事件では、前科の回避が最も大きな目的になるケースが多いです。前科とは、一般的に刑罰を受けた経歴を指しますが、刑罰を受けず、前科が付かずに刑事事件が解決すれば、刑事事件によるデメリットは基本的に全て回避することが可能です。
この点、刑事事件を弁護士に無料相談してみることで、前科が付いてしまう基準や、前科を回避するための具体的な方法を知ることができます。また、実際に弁護士へ依頼をし、前科を回避するための試みに着手してもらうことも可能です。

事件によっては、弁護士に相談や依頼をしなければ前科を回避できないものも珍しくはありません。無料相談を通じて、まずは前科を回避できる可能性はあるか、という点だけでも正しく把握したいところです。

③ 職場や学校への悪影響を防げる

刑事事件は、職場や学校における懲戒処分の原因となる可能性が高いものです。最悪の場合、解雇や退学の対象となり、生活の基盤を失ってしまうこともあり得ます。
もっとも、刑事事件の職場や学校に対する影響は、事後的な対応によって防げる場合が多いものです。弁護士への無料相談を通じて職場や学校への悪影響を最小限に抑える手段を知ることができれば、その重要な第一歩になるでしょう。

具体的な対策として、以下のような方法が挙げられます。

・早期の示談成立により起訴を回避する
・略式起訴による罰金刑で済ませる
・執行猶予付き判決を目指す

特に公務員や教職員の場合、懲戒処分の可能性が高くなります。
弁護士は職業上の特殊事情を考慮し、最適な弁護方針を立てる手助けが可能です。
学生の場合も退学処分を避けるため、学校側との調整を行います。

早期の相談により、職場や学校への影響を大幅に軽減できる可能性が高まります。

解雇や退学といった重大な懲戒処分は、すべての刑事事件について行ってよいわけではありません。刑事事件の内容等との関係であまりに重い処分である場合、法的に無効となるケースも考えられるため、弁護士への無料相談を通じて法的な判断を仰ぐことは非常に大切です。

刑事事件における弁護士依頼の流れ

① 事件発生後、弁護士を探す

刑事事件が起きてしまった後、法律相談ができる弁護士を探します。具体的な方法としては、知人などに紹介してもらう、またはインターネット等で検索するといったものが一般的でしょう。
弁護士や法律事務所によって取り扱う事件分野が異なるため、実際に相談ができるかどうかは、個別の弁護士や事務所によって異なる可能性があり得ます。自分の刑事事件が相談できる内容かどうかは、事務所ホームページなどを通じて確認するのが望ましいです。

「どの弁護士に相談すればいいのかわからない…」と不安になる方も多いでしょう。
そんな時は、刑事事件の実績や経験を重視して選択することが大切です。
また、初回無料相談を実施している事務所を優先的に検討すれば、費用負担を抑えながら複数の弁護士と面談できます。
緊急性が高い場合は、夜間や休日でも対応可能な弁護士を探すことも必要になるでしょう。
事件の性質や緊急度に応じて、最適な弁護士を見つけることが解決への第一歩となります。

② 初回相談の予約、実施

法律事務所や弁護士を探した後、事務所に問い合わせて初回相談の予約を行います。弁護士への無料相談は、事前の予約を要することがほとんどです。問い合わせ方法は電話やメール、問い合わせフォーム、LINEなど、事務所によって異なります。
また、無料相談ができるか有料相談の対象になるかは、相談内容や事務所の方針によって様々です。そのため、無料相談ができるかは相談前に直接確認しておくことをお勧めします。

その後、予約した日時に初回相談を実施します。相談方法は、弁護士事務所での対面や電話・オンライン等の通話が代表的な方法です。初回相談の場では、刑事事件の内容と弁護士への質問事項を具体的に伝え、弁護士の専門的な見解を詳細に仰ぐようにしましょう。不明点が残らないように、理解できるまで詳しく質問することも大切です。

また、初回相談では以下の各点を確認するのが望ましいでしょう。

・事件の詳細な状況説明
・今後の見通しや対処法の説明
・弁護士費用の概算
・弁護活動の具体的な内容

初回相談を実りあるものにするためには、相談を通じて知りたいことを事前に明確にしておくことが非常に重要です。初回相談の目的が明確であるかどうかは、依頼後の弁護活動やその結果にも大きく影響するポイントと言えます。

③ 弁護士費用の見積もり

弁護士への依頼を行うに当たっては、事前に費用の総額や内訳を正しく把握しておくことが重要です。相談内容を弁護士に一通り把握してもらった後、弁護活動に必要な費用の見積もりを出してもらいましょう。
弁護士費用の金額は、一律ではなく法律事務所によって様々に異なります。費用をできるだけ抑えたい場合は、複数の法律事務所で見積もりを出してもらうことが有力です。

弁護士費用の具体的な内容としては、以下のような項目が挙げられます。

着手金:弁護活動を開始する際に必要となる費用
成功報酬:特定の成果が発生したときに支払を要する費用
出張日当:弁護士が出張をしたときに発生する費用
実費:郵送代、振込手数料、交通費など

複数の弁護士から見積もりを取得し、費用だけでなくサービス内容も比較検討しましょう。
安さだけで選ぶのではなく、費用対効果を総合的に判断することが重要です。
明確な見積もりを提示してくれる弁護士は、信頼性の高い証拠といえるでしょう。

刑事事件の場合、費用が発生するタイミングも法律事務所によって異なる可能性が高いです。一見して費用が安いように見えても、多くのタイミングで費用が発生する内容になっていて総額では決して安くないという場合もあるため、注意したいところです。

④ 弁護士への依頼

弁護士費用や契約内容について納得ができた段階で、弁護士に弁護活動を依頼します。依頼の際には、契約書を締結し、あわせて弁護活動のために必要な弁護人選任届などの書面を作成します。

⑤ 弁護活動の開始

依頼を受けた弁護士が、弁護活動を開始します。活動の開始に際しては、事前に着手金など費用の一部を支払うことが多いでしょう。
また、具体的な活動の経過や結果は、弁護士から随時報告を受けて把握することができます。

具体的な活動内容としては、以下のようなものが挙げられます。

・被害者との示談交渉
・取調べへの対応方針に関する検討、案内
・被疑者、被告人との接見(身柄事件の場合)
・警察官や検察官との協議、意見の提出

⑥ 弁護活動終了後、費用の精算

弁護活動が終了した後、行った弁護活動や成果に応じて弁護士費用の精算を行います。

精算時に確認すべき主な項目は以下の通りです。

・着手金と成功報酬の内訳
・日当、交通費などの実費の内容
・接見回数に応じた追加料金の有無、内容
・示談交渉や上訴手続の費用

多くの弁護士事務所では、活動終了時に詳細な費用明細書を提供してくれます。
不明な項目があれば遠慮なく質問し、納得できる説明を受けましょう。

また、分割払いや後払いの相談も可能な場合があるため、支払いに不安がある時は早めに相談することをおすすめします。
適切な費用精算により、弁護士との信頼関係を最後まで維持できるでしょう。

無料相談で刑事事件に強い弁護士を選ぶポイント

① 刑事事件に専門性を持っているか

弁護士には、それぞれ専門性のある分野や強みを持っている分野があります。そのため、刑事事件に強い弁護士を選ぶためには、刑事事件に専門性があるかどうかは非常に重要なポイントとなるでしょう。
刑事事件に専門性があるかどうかを判断する手段としては、以下のようなものが挙げられます。

・事務所ホームページで取り扱い分野を確認する
・無料相談の際に過去の解決実績を聞く
・複数の弁護士に相談して、助言やアドバイスの内容を比較する

また、無料相談の際に以下の点を確認する事も有力です。

・刑事事件の取り扱い実績が豊富にあるか
・刑事事件に関する専門的な知識を持っているか
・類似事件での解決経験があるか
・刑事手続きの流れを詳しく説明できるか

無料相談では、弁護士の専門性を見極めるために具体的な質問を投げかけることが大切です。
専門性の高い弁護士なら、事件の特徴を踏まえた具体的な回答をしてくれるでしょう。

弁護士には、それぞれ特に専門性ある事件分野を持っていることが多いです。
刑事事件に専門性のある弁護士は、弁護士全体の中では決して多くはなく、基本的に刑事事件を扱っていないという弁護士も一定数います。

② 説明や案内が分かりやすいか

刑事事件に強い弁護士の場合、無料相談を受けた段階で有力な弁護活動の内容や事件の結果をある程度具体的に見通すことが可能です。一方、刑事事件の経験値や強みがそれほどない場合には、見通しがあいまいになりやすいでしょう。
そのため、無料相談の際に説明や案内が詳細で分かりやすければ、刑事事件に強い弁護士であると判断しやすいでしょう。

説明の分かりやすさは、以下のようなポイントから判断することが可能です。

・専門用語を使わず、日常的な言葉で説明してくれるか
・事件の流れを時系列で整理して案内するか
・質問に対して具体的で明確な回答をするか
・リスクやメリットを分かりやすく比較して説明する

③ 弁護士への信頼感を持てるか

刑事事件の弁護士選びでは、専門性や費用と同じくらい信頼感が重要な判断基準となります。

信頼できる弁護士かどうかは、初回の無料相談で見極めることが可能でしょう。
まず、相談者の話を最後まで丁寧に聞いてくれるかが重要なポイントです。
途中で話を遮ったり、上から目線で接したりする弁護士は避けた方が賢明といえます。
「この人になら安心して任せられそう」と感じられる弁護士を選ぶことで、精神的な負担も軽減されるはずです。

また、約束した時間を守る、連絡がスムーズに取れる、質問に対して誠実に答えてくれるといった基本的な対応も信頼性を測る指標となります。

刑事事件では弁護士との密なコミュニケーションが不可欠なため、以下の点も確認しましょう。

・相談者の立場に立って親身になってくれるか
・事件について真剣に向き合ってくれるか
・今後の見通しを正直に話してくれるか

刑事事件の解決は、弁護士の判断や弁護活動にある程度委ねざるを得ない局面が多くなります。そのため、弁護士を信頼できるかどうかは非常に重要なポイントと言えるでしょう。特に、希望する結果が実現できなかった場合に大きな意味を持ちます。

④ 費用の金額や内容が明快か

弁護士費用の透明性は、刑事事件の依頼において最も重要な判断基準の一つです。

初回相談の段階で費用体系を明確に説明してもらうことは積極的に依頼すべきでしょう。

費用の明快さを確認するポイントは以下の通りです。

・着手金と報酬金の金額が具体的に示されている
・追加費用が発生する条件を事前に説明している
・日当や交通費などの実費についても明示している
・分割払いの可否や支払い時期を明確にしている

明確に見積もりを提供し、追加請求の有無や見通しを明らかにしてくれる弁護士は、費用面の信頼もしやすいと言えます。

⑤ リスクやデメリットも案内してくれるか

刑事事件の弁護士選びでは、リスクやデメリットも正直に説明してくれる弁護士を選ぶことが重要です。
依頼者にとって都合の良い話だけでなく、起こりうるリスクや不利な状況についても包み隠さず伝えてくれるか、十分に判断することをお勧めします。
例えば、示談交渉が難航する可能性や、起訴される確率、前科がつくリスクなどを具体的に説明してくれるか、という点は目安の一つになるでしょう。
刑事事件では予想外の展開が起こることもあり、事前にリスクを把握しておくことで適切な判断ができるようになります。

リスクやデメリットを把握するという観点では、無料相談の際に以下の点を確認することが有力です。

・最悪のケースについても説明があるか
・弁護活動の限界について言及があるか
・費用対効果についても率直に話してくれるか

刑事事件は、検察庁や裁判所といった公の機関によって最終的な判断がなされるため、弁護士が断定的なご案内をすることは望ましくありません。リスクやデメリットがあることやその見込みを具体的に案内してくれる弁護士は、そうでない弁護士と比べて信頼できると判断しやすいでしょう。

刑事事件で無料相談の前に準備すべきこと

① 事件の内容を整理しておく

刑事事件の無料相談を効果的に進めるためには、事前に事件の内容を整理しておくことが重要です。

限られた相談時間を有効活用するため、事件の経緯を時系列で整理しておきましょう。
「何が起こったのか分からない…」と混乱している状況では、弁護士も適切なアドバイスを提供できません。

整理すべき項目は以下の通りです。

・事件が発生した日時と場所
・関係者の氏名や連絡先
・事件の具体的な内容や経緯
・警察からの連絡や取り調べの有無
・被害者がいる場合の被害状況
・現在の手続きの進行状況

また、関連する書類や証拠がある場合は、それらも準備しておくと相談がスムーズに進みます。
警察からの呼び出し状や事件に関する資料があれば、コピーを取って持参することをお勧めします。

事件の内容を客観的に整理することで、弁護士は事案の全体像を把握でき、より具体的で実践的なアドバイスを受けることが可能になります。
準備を怠らず、充実した無料相談を実現させましょう。

特に事件の内容は、可能な限り詳細に、具体的に整理することをお勧めします。刑事事件は、行った行為が犯罪に該当するか、という点が最初の大きな問題になりますが、事件の内容を詳細に把握できれば、犯罪の該当性について正確な判断が可能になります。

② 実現したいことを明確にする

弁護士への無料相談を最大限活用するためには、実現したいことを明確にしておくことが重要です。

まず、事件の最終的な着地点を整理しましょう。
不起訴処分を目指すのか、起訴されても執行猶予を獲得したいのか、それとも無罪を主張していくのかによって、弁護方針は大きく変わります。

次に、日常生活への影響を最小限に抑えたい範囲を決めておきます。

・家族や職場に知られたくない
・前科をつけたくない
・社会復帰を早期に実現したい
・被害者との関係修復を図りたい

これらの優先順位を付けることで、弁護士も適切な戦略を立てやすくなります。

また、経済的な負担についても考慮が必要です。
弁護士費用の上限や支払い方法の希望があれば、事前に整理しておくと相談がスムーズに進むでしょう。

目標が明確であれば、弁護士も具体的なアドバイスを提供でき、より実効性の高い弁護活動が期待できます。

弁護士は、目指す目標に向けた手段のご案内やお力添えを行うことに長けていますが、弁護士が想像する目標と実際の目標にズレがあると、有益なご案内にはならなくなってしまいます。
弁護士への相談や依頼を通じてどのような結果を実現したいか、という点は、できるだけ言葉にできるよう準備することをお勧めします。

③ 弁護士に求めたいことを検討しておく

弁護士に無料相談する前に、どのような支援を求めるのかを明確にしておくことが重要です。
「何を頼めばいいのかわからない…」と感じる方も多いでしょうが、事前に整理しておくことで効果的な相談につながります。

まず、法的なアドバイスが必要な範囲を検討しましょう。
単純に法律の解釈を知りたいのか、それとも具体的な弁護活動を依頼したいのかで対応が変わってきます。

次に、弁護士に期待する役割を整理することが有益です。
具体的な役割としては、以下のような例が挙げられます。

・被害者との示談交渉
・警察や検察との対応
・裁判での弁護活動
・家族への説明やサポート

さらに、緊急性の程度も伝えることが望ましいでしょう。
逮捕の可能性がある場合は即座に対応が必要ですが、在宅事件であれば時間的余裕があるケースも多いです。

費用面での希望や制約についても事前に考えておきましょう。
分割払いの希望や予算の上限があれば、最初から伝えることで適切な提案を受けられます。

このように弁護士に求める内容を整理しておくことで、限られた相談時間を有効活用でき、最適な弁護方針を検討してもらえます。

実現したい結果だけでなく、達成するための具体的な動きについても明確な希望がある場合は、相談段階で明らかにすることで弁護士とのミスマッチを回避できます。
また、弁護士からより有益な動き方を案内してもらえる可能性もあるため、解決に向けた理解がより深まることも期待できます。

刑事事件で弁護士に依頼した場合の費用

① 刑事事件で発生する弁護士費用の項目

刑事事件で弁護士に依頼する際の費用には、複数の項目があります。

主な費用項目は以下の通りです。

・相談料
依頼前の相談時に発生する費用 30分5,000円から1万円程度が多い
・着手金
弁護活動開始時に支払う費用 事件の内容や複雑さによって異なる
・報酬金
弁護活動の結果に応じて支払う費用 成功報酬
・実費
交通費や書類作成費など、弁護活動で実際にかかった経費
・日当
弁護士が裁判所への出廷や接見で時間を要した場合の費用

費用の詳細は事務所ごとに異なるため、無料相談時に必ず確認しておきましょう。

着手金や成功報酬については、発生する条件の定め方が法律事務所によって様々に異なります。一例としては、再逮捕された場合や事件が起訴された場合に別途着手金が発生するか、といった違いがあり得るところです。

② 刑事事件の弁護士費用の相場

刑事事件の弁護士費用は、事件の内容や複雑さによって大きく変動します。
一般的な刑事事件における弁護士費用の相場は以下の通りです。

・着手金 :30万円~100万円程度
・成功報酬:30万円~100万円程度
・日当  :3万円~10万円程度(出廷や接見1回あたり)
・実費  :交通費や書類作成費など実際にかかった費用

事件の重大性や被疑者の前科の有無、示談交渉の必要性などによって費用は変わってきます。
また、裁判が長期化すれば、その分日当や実費も増加していくでしょう。
多くの法律事務所では初回相談を無料で実施しているため、まずは見積もりを取得して費用の詳細を確認することが重要です。

刑事事件の弁護士費用が負担できない場合の対処法

① 国選弁護人制度の利用

刑事事件では、弁護士費用の負担が難しい場合でも「国選弁護人制度」を利用すれば、弁護士の援助を受けられる可能性があります。
国選弁護人とは、被疑者や被告人に弁護人がいないときに、国が費用を負担して選任する弁護士のことです。起訴前(被疑者段階)では勾留された場合、起訴後(被告人段階)では一定の刑以上の事件など、法律で定められた条件を満たすことで利用できます。

国選弁護人は、私選弁護人と同様に取調べへの立会い、証拠収集、裁判での弁護活動を行い、依頼者の権利を守ります。
また、被疑者や被告人の経済的状況を考慮して、自己負担が生じる場合でも後払い・減免措置が取られることもあります。
費用面で弁護士の依頼をためらう場合でも、まずは警察や裁判所、または弁護士会の無料相談で国選弁護人制度の対象になるか確認してみましょう。

国選弁護人制度を利用した後でも、私選弁護人に依頼することは問題なく可能です。その場合は、国選弁護人が自動的に役割を終えることになります。
弁護士への依頼をするか、費用面の検討に時間がかかってしまう場合は、まず国選弁護人を付けてもらう手段も有力です。

② 分割払いなどの相談をする

弁護士費用が高額で「一括での支払いは厳しい…」と感じる方も多いでしょう。
そんな場合は、弁護士事務所に分割払いの相談をしてみることが重要です。

多くの弁護士事務所では、依頼者の経済状況を考慮して柔軟な支払い方法を提案してくれます。
分割払いの回数や金額は事務所によって異なりますが、月々の負担を軽減できる場合がほとんどです。

分割払いを相談する際のポイントは以下の通りです。

・現在の収入状況を正直に伝える
・月々支払い可能な金額を具体的に提示する
・支払い期間の希望があれば相談する
・分割手数料の有無を確認する

弁護士費用の支払い方法で諦める前に、まずは率直に相談することが大切です。
適切な弁護活動を受けるためにも、支払い方法について遠慮なく相談しましょう。

刑事事件で弁護士に無料相談するべき場合の例

① 被害者と示談したい場合

刑事事件で被害者との示談を希望する場合、弁護士への相談は極めて重要です。

示談交渉は法的な専門知識と豊富な経験が必要な分野でしょう。
被害者感情を考慮しながら適切な金額を提示し、双方が納得できる条件を整える必要があります。

「被害者に直接連絡を取ってもいいのかな…」と考える方もいるかもしれませんが、加害者本人や家族が直接交渉すると、かえって被害者の感情を悪化させるリスクがあります。

弁護士が代理人として交渉することで、以下のメリットが得られます。

・被害者との冷静な話し合いが可能になる
・適切な示談金額の算定ができる
・示談書の作成で法的効力を確保できる
・不起訴処分や刑の軽減につながる可能性が高まる

示談成立のタイミングも重要なポイントです。
起訴前に示談が成立すれば不起訴処分の可能性が高くなり、起訴後でも刑の軽減が期待できます。

被害者との示談を検討している場合は、できるだけ早期に弁護士に相談し、適切な対応策を検討することが成功への近道といえるでしょう。

警察で捜査されている刑事事件のほとんどは、当事者間で示談を試みようとするとトラブルの原因になりやすいため、弁護士を窓口に行うことが必要です。示談を希望したい事件では、積極的に弁護士を探すことが望ましいでしょう。

② 逮捕を防ぎたい場合

刑事事件に関与した際、逮捕されることへの不安は計り知れません。
逮捕を防ぐためには、事件発覚後の初期対応が極めて重要です。
弁護士に早期相談することで、捜査機関への自首や出頭のタイミングを適切に判断できます。

自首は刑法上の減軽事由として認められており、逮捕回避の有効な手段となることがあります。
また、弁護士が同行することで、取り調べ時の不適切な対応を防げるでしょう。

証拠隠滅や逃亡の恐れがないことを捜査機関に示すことも重要なポイントです。
弁護士は依頼者の身元引受人との調整や、出頭への協力姿勢を適切にアピールしてくれます。

ただし、事件の性質や証拠の状況によっては逮捕を完全に回避できない場合もあります。
それでも早期の弁護士相談により、逮捕後の身柄拘束期間を短縮できる可能性が高まりやすいでしょう。

③ 家族が逮捕された場合

家族が刑事事件で逮捕された場合、一刻も早く弁護士に相談することが重要です。

逮捕された家族は身柄を拘束され、外部との連絡が制限されるため、家族だけが頼りとなる存在です。

このような場合、弁護士に依頼することで、以下のサポートを受けられます。

・逮捕された家族との面会
逮捕直後から弁護士は本人と面会し、状況を把握できます。
・今後の手続きの説明
刑事手続きの流れや見通しを家族に詳しく説明してもらえます。
・身柄解放に向けた活動
勾留阻止や保釈請求など、早期釈放を目指した弁護活動を行います。

「家族がどうなってしまうのか…」という不安を抱える中、専門知識を持つ弁護士のサポートは心強い味方となるでしょう。
家族の逮捕という緊急事態では、躊躇せずに専門家の力を借りることが最善の選択です。

逮捕された場合、手続には厳しい時間制限があるため、弁護活動は時間との勝負になることも珍しくありません。逮捕されたケースでは、できるだけ速やかに弁護士への相談を検討することが有益です。

④ 自首を検討している場合

自首を検討している場合、弁護士への無料相談は必須といえるでしょう。
自首は刑事処分を軽くする効果が期待できますが、タイミングや方法を間違えると「もっと早く相談しておけば良かった…」と後悔する結果になりかねません。

弁護士に相談することで、以下のメリットが得られます。

・自首のタイミングを適切に判断してもらえる
・自首前に証拠隠滅の疑いを避ける行動を指導してもらえる
・自首時に同行してもらい、不利な供述を防げる
・起訴前の段階で被害者との示談交渉を進められる

特に重要なのは、自首前の準備段階での相談です。
証拠隠滅と疑われる行為を避け、自首の効果を最大化するための戦略を立てることができます。
また、弁護士が自首に同行することで、取り調べでの不適切な誘導を防ぎ、あなたの権利を守ってもらえるでしょう。

自首は一度きりのチャンスであり、その効果を最大限に活用するためには専門家のサポートが不可欠です。

刑事事件に強い弁護士をお探しの方へ

刑事事件は,弁護士選びによって結果が大きく変わることが非常に多いです。

刑事事件に強い弁護士に依頼をすることで,最良の結果を目指すことがとても大切になります。

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特設サイト:藤垣法律事務所

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